岡上さとやま探検隊
えにっき
いただく音、おかえしする音_2017年1月15日
隊長:扇谷 一穂(おうぎやかずほ・シンガーソングライター)
冬らしい凍てつく空気、曇り空からお日様が覗くと汗ばむような小春日和。早めに集まった子ども隊員は、次々と遊び始めて雑木林に賑やかな声があふれました。ことし最終回の探検隊は、シンガーソングライターの扇谷一穂さんを迎えて、耳を澄ませてまわりの音、自分のつくる音を感じることに挑戦。
ご挨拶かわりに、一穂さんが奏でてくださったギターと歌が、風の音やカサカサと草を踏む音に混ざって林の中に溶け込んでゆくのを、みんなまあるくなって、味わいました。林の中で、ギターや歌声をきくのが初めての子もいただろうな。
午前中は音の出る楽器づくり。基地作りで使ったものよりも、もう少し細めの竹を探して刈り取っておいたものを、カッターを使って笛に加工しました。竹に穴をあける手動ドリルを使って横笛に仕立ててみたり、首からぶら下げられるマイ笛を作ったり。口もとの加工を試行錯誤、どうしたら音を出しやすくできるかなぁ。
音階を出したくて穴をあけると、音を出すのが難しくなってしまうことにも気づきました。ぽいっと投げ出してしまう子、穴を塞げば音を出すことが容易になることに気づいた子、横目でずっとその様子を眺めながら穴をあけないでいる子など様々。
おとな隊員も、一緒に試行錯誤しながら、音が出た時には嬉しくて拍手!!竹の太さや長さで、音も変わるし、息をふきいれるこつも変わるね。
おとなりの畑へお昼ご飯に。「NPOかわさき自然と共生の会」さんの炭素循環農法で作られた美味しいお野菜をたっぷりわけていただいて、お母さん、お父さんが朝から準備してくだったけんちん汁をいただきました。野菜と塩だけを出汁に、ドラム缶焚き火で煮込んだ極上のお味でした。子どもたちから予想以上にお変わり続出!(お腹、大丈夫〜?!)野菜だけのお汁だとあまり食べないかも・・・という心配も杞憂でした。お野菜が滋味深く美味しいと、こんなに甘くて美味しいお出汁が出るんだと知って、お手伝い隊のお母さん、お父さんも驚いていました。朝から焚き火の火おこしを協力してくださった池田さん、お母さん、お父さん、ほんとうにありがとうございました!
この日お披露目になったのは、みつみっち隊長の探検隊初日に制作した「木の枝から作ったお箸」でした。みつみっちこと漆造形作家の伊良原満美さんがふき漆で仕上げてくださって、みんな思い思いのかたちの素敵なお箸になってカムバック。素敵でした!
ふとっちょ、八の字、節ごつごつ、どんなかたちでも、嬉しそうにけんちん汁をいただくこども隊員たち。おとなの心配をよそに上手に使っていました。さすが!
午後は、林に低くたなびくような一穂さんが奏でるギターのメロデイーをききながら、3つの班にわかれてリズムを作っていって、合奏してみました。自分のたたく音をききながら、他のひとの音、ギターの音をきくのって本当に難しいね!時々、ふとお隣のひとがたたくリズムが聞こえたり、面白く呼応する瞬間があってほんとうに不思議。竹や樹木をたたいてみると、青い竹、茶色い竹、太い樹木や枯れた枝、それぞれ音が違うね。
探検隊最後の時間、みんなで手をつないで林の音に耳を澄ます。ことしも、みんなに、林にありがとう。
また遊びに来るね〜!
photo:Masayo Terabayashi








